達成可能な目標をたてるということ(12月15日当院の集団認知行動療法プログラムから)
2017/12/19 [コラム]
12月15日集団認知行動療法
「達成可能な目標に仕上げる」
あなたが立てた目標が、達成可能かどうか、
はその計画の立て方にかかっています。
漠然と「3kg痩せる」とか、「英単語をたくさん覚える」
という目標を立てても、
じゃあ実際にどうすればいいのだろう…というやり方が思い浮かばず、
途方に暮れてしまいます。
今回は前回の続きで、12月31日に立てた目標を再度見直して、確実に達成可能になるように目標を仕上げて行きました。
まず「その目標を達成するのは、その人にとってどんな意味があるか」ということを考えてもらいました。
例えば、仕事を休んでいる人は「仕事に復職する」という目標を立てることが多いです。
でも「どうして復職を目指すのか」という理由は、人それぞれです。
そのような問いかけをすると「お金がないから」とか「働かなきゃいけないから」という答えが返ってきます。
では「仕事をする」という行動の裏には、どんな理由が隠されているのでしょうか。
「人と同じことをしているので、ようやく人と対等になれたと感じる」という人もいれば、
「いろいろ物を作り出すので、自分に対して自信が持てる」という人もいれば、
「常に学びがあるので、成長して、自己実現につながっている」と答える人もいるでしょう。
また「人とつながるので、社会の一員と感じられることができる」という答えや、
「お金が自由に使えるから、人生を楽しむことができる」という答えもあるかもしれません。
「仕事をする」という答えの裏には、人によってさまざまな答えがあります。
「仕事をする」のは人生の最終目標ではなく、何かを手に入れたり、満足するための、
1つの手段になります。
そのように、目標について深く考え、それを達成するための細かな計画を立ててもらいました。
さあ12月31日にどのような状態になっているのでしょうか。
楽しみですね。