人生のテーマをみつけること

人生のテーマをみつけること

「人生のテーマを見つける」

 

こちらに通われている方は、身体に症状が出現している方もいらっしゃいます。

 

それを、動物の本能的なメカニズムの観点から、まずは理解してもらいました。

自律神経というのは、副交感神経、交感神経から成り立っています。

 

副交感神経というのは、リラックスして、身体の力が抜けている状態です。

身体は休息し、回復していきます。

 

ストレスがかかると、交感神経のスイッチが入ります。

例えば、草食動物がライオンのような肉食獣に会うと、素早く逃げるないと命の危険に関わります。

素早く動くために、全身に酸素を血液に乗せて巡らせていきます。それで呼吸が早くなります。

また、こんな時は傷ついて、血がたくさんでると死んでしまうので、身体の外側の血管は細くなります。

それでも血液を体に巡らせるので、血圧があがります。物を掴んでもすべらないように、手足に汗をかきます。

 

草食動物がライオンから逃げようと走っていても「もうダメだ」と思ったとき、パタッと倒れます。

身体は硬直して、まるで死んでいるようです。

ライオンなどの肉食動物は、死んだ動物の肉は食べない、という習性があります。

だから、死んだふりをした動物に近づいて、くんくんと匂いを嗅いで、「これは死んだ動物の肉だから

食べれないな」と思い、立ち去っていきます。

つまり、その草食動物は本能的に、死んだふりをするのが、一番生き残る可能性が高いと知っていたので、

本当に危険だと思ったとき、自然にそのような反応が表れたのです。

数分後、その死んだふりをした草食動物は、少しずつ、手足とブルブルと動かし、立ち上がり、また

何事もなかったように、動き出します。

 

 

これを人に当てはめるとどうでしょうか。

ストレスが色々と感じると、動悸や、呼吸が早くなったり、首や肩が凝りやすくなったり、暑くもないのに

変な汗をかいたり、夜中に目を覚ましやすくなります。

 

そして、自分が苦手な場面(例えば苦手な上司に怒られる)では、身体が固まって、頭が真っ白になり、

何も考えられなくなる…

 

全部そのまま、当てはまっていますね。

つまり、人もストレスを感じれば感じるほど、交感神経が活発になり、極限の状態では固まってしまいます。

全ては本能的に「自分を守るための防衛反応」だと言えます。

 

ただ、その程度が強く、過度に緊張しやすかったり、固まってしまうと日常生活に支障がでるので、

日常生活を適切に遅れるレベルに調整を行っていきました。

 

そのような反応を引き起こしている、いくつかの記憶があるので、そのような記憶もチェックして

もう一度、その出来事に対する解釈を付けなおしました。

 

例えば、人前で話す時に緊張してしまう、という人がいたとします。

でも昔のことを考えてみると、小学校まではおしゃべりで、人前で話すのが好きだった。でも、中学の国語の授業で、途中で詰まってしまい、そのことをバカにされて、それから人前で話す時に緊張してしまったとします。

そうすると、その記憶が鍵になっているので、その記憶をもう一度捉えなおす必要があります。

発表の場面は多少なりとも緊張するものだ、失敗するぐらいの方が人間味がある…

など、新たに再解釈をします。

 

そのように、きっかけとなっている、生まれてから、現在までの印象的な記憶を処理することにより、

「人前で話す時に普通に話せることもあれば、緊張することもある。でも、それが普通の人間だし、

 人間らしくて親しみが持てる」など新たな意味付けをすれば、人前で話す時の緊張度合いも違います。

 

そんな事を扱っていました。

 

 

自分の内面を変えていきたい方は、お気軽にご参加ください。

お待ちしています。