そうかそういうことだったのか!!

そうかそういうことだったのか!!

「そうか。そういう事だったんだ」
~細かく分解して理解すれば、許しは自然に訪れる~

あなたはどんな人のことも、相手を素直に受け入れられるでしょうか?
現実には、それはなかなか難しい事かもしれません。

身近な人との関係、つまり父親・母親・兄弟・パートナーとの関係も、どこか引っかかる部分があるのではないでしょうか?

ある人は、親に対してずっと怒りを抱えているのかもしれません。
またある人は、親に愛されなかった、という悲しみを抱えているのかもしれません。

ではそういう思いを抱いた時は、どうすればいいのでしょうか?

色々な本には「相手のことを許せば楽になれる」と書いてあります。
しかし、それはなかなか難しいものです。「許そう」と思っても、なかなか許せないものです。
それが出来たら苦労しない、というのが本音でしょう。

頭で許そうとしても、心の中でもやもやしたり、怒りの感情であったり、不快な感情があるなら
それはまだ許せていないです。頭で許そう、と思っていること自体が、相手を許せていないのです。

心から許した時には、気付いたら自然と相手を受け入れていることでしょう。

ではどうすればいいのでしょうか?
許せないのは、許せない何かがあるからです。

許すために何をやっていくかというと…
とにかく何が起こっているのかを、細かく分解していきます。
自分がどんな価値を持っているのか、その時どうしたかったのか、相手に何を望んでいるのか、
その状況をどうとらえていたのか…

普段考えないような質問をたくさん投げかけて、考えてもらいました。
様々な角度から、考えてもらい、今までに気付かなかった事に気付いてもらいました。
「ああ、私はこんなことを考えていたんだ」「こんなことを大事にしていたんだ」「こんなことを相手に望んでいたんだ」「自分の事を~~な人間だと思っていたんだ」「相手を~~な存在だと思っていたんだ」
「世の中って、~~だと思っていたんだな」…

とにかく細かく分けていくと、色々な事に気付きます。
「そんな風に考えていたら、それは上手く行く訳ないな」なんて、自然に思えてきます。

そうなっていくと不思議なもので、自然と起こったことを自然に受けいれられたりします。
そのように徹底的に分解し、理解することにより、気付けば「許していた」という状況が訪れます。

そんな体験をしてもらいました。
普段考えないようなことを考えるからこそ、そこから抜けられるのです。

問題解決のヒントは、いつもと違った視点から捉えてみることなのかもしれませんね。