幸せな時間の使い方
2019/03/05 [コラム]
幸せな時間の使い方
~現在の過ごし方が未来を決める~
これから先の人生、あなたはどのように歩みたいですか?
自分なりに目指す方向性がわかっていれば、そこに向かって1歩ずつ歩むことができます。
旅行に行くときに、ある程度行き先や、巡る順番などが決まっていると、それに伴って進めて行くことができます。
例えば、外国の人が〈あなたはどこに行きたいですか?〉と質問されて、「日本です」と答えても、範囲が広すぎてしまいます。
タクシーに乗った時に「東京に行ってください」と言われても、運転手さんには具体的な目的地を伝えないと、ちゃんと目的地に着くことができません。
具体的に「東京のスカイツリーに行ってください」と言われれば、目的地がはっきりしているので、スムーズに向かうことができます。
人生の目標が明らかになっていれば、それに近づいていくための生活をしていけばいいのです。
今回はそのするために、その人の「増やしたい行動・考え」「減らしたい行動・考え」を詳しく検証しました。
「増やしたい行動・考え」をすることにより「何が得られるか」を書き出してもらいました。
また「減らしたい行動・考え」については、「(することで)何が得られていたか」「(減らすことで)何が得られるのか」を考えてもらいました。
例えば、「減らしたい行動・考え」は甘いものをたくさん食べてしまう。
「(することで)何が得られていたか」は、食べると安心する。満たされた感じがする。
「(減らすことで)何が得られるのか」は健康になる。体がスリムになる。自己嫌悪がなくなる。→(コントロールできたことで)自分に自信がでる。
減らしたい行動・考えは、今までに役立っていたことがあることも、まずは認めていました。
一般的にはなくした方がいいと思える、過食、リストカットなども、本人には何らかのメリットがあったからこそ続いていたことを、まずは認めてもらいました。
一刻も早くそれを消してしまおうとすると、かえってそのことが気になったり、余計不安が強くなります。
まずは、その行動・考えが存在するだけの理由があったことを、ただ認めてもらいました。
そしてその後に、将来の理想的な1日の過ごし方を考えてもらいました。
仕事をしている日と、休日の過ごし方です。
朝起きてから、朝ご飯を食べて、午前中な何をして、お昼は何を食べて、午後はどんな風に過ごして、帰る時はどんな様子なのか、夕食はどんなものを食べ、家族とどのように関わり、お風呂に入り、寝る前はどのように過ごし、どのような様子で布団に入るのか… などを考えてもらいました。
具体的に今をどう過ごせば、望む未来に近づいていくのか…
そのために、現在の過ごし方を細かく分析し、「増やしたい行動・考え」「減らしたい行動・考え」について検討しました。望む未来に近づくための、日々の過ごし方を、新しい計画を立ててもらいました。
今のこの瞬間、瞬間の過ごし方が、望む未来を作っていくのです。
日々のちょっとしたことを変えて行くことが、その先の大きな変化に繋がっていきます。
あなたの何気ない日々の過ごし方を、いったん見直してみてはいかがでしょうか?
何気ない1日が、望む未来へ続く、大切は日々に変わっていくことでしょう。