ストレスを感じる状況こそが覚醒のカギです
2019/04/01 [コラム]
今起きている出来事は、あなたに何を気づかせようとしているのですか?
~ストレスを感じる状況こそが、覚醒のカギです~
あなたは現在、何か困っている症状はないでしょうか?
眠れない、動悸がする、気分が落ちこむ、やる気が出ない、不安…
これらの症状は、原因あって、それに対する二次的な結果として、生じていることが多いです。
『症状を治す』に焦点をあてると、一時的によくなっても、再発する可能性があります。
なぜなら症状の原因となっているものを取り除いたり、改善しないと、根本的な解決にはならないからです。
何かがズレているから、その結果として症状が生じているのです。
果たして、そのズレとは何なのでしょうか?
一見すると、ストレスを感じる出来事が、症状を引き起こしたように思えます。
その出来事は、あくまでもきっかけに過ぎません。
その出来事に対して、適切に対処しなかったから、症状が引き起こされたのです。
自分を抑える。無理をする。我慢する。やりたくないことをする…
そのような生き方は、どんどんと自分を追い込んでいきます。
大きな一つの出来事かもしれないですし、日々の積み重ねによるものかもしれません。
そして大きなチャンスでもあります。
なぜなら今までの無理をした生き方から、自分らしく生きていくチャンスでもあるからです。
人はちょっとした不満であれば、現状を維持しようとします。
多少の不満であれば、現状を変えるよりも、維持した方がましだ、と思ってしまうのです。
ちょっとの不満であれば変えようとしませんが、大きな不満であれば変えようとします。
今まで「こんな事を言ったら、相手が嫌な気分になるかな」などと考えて、自分の本音を抑えたり、自分だけが我慢をしていた人。
その結果として、自分がボロボロになり「もうこんなに我慢するのは嫌だ!」と思うこともあるでしょう。それが、まさに変わるきっかけなのです。
不満があるからこそ、その裏に『もっと幸せになれる人生』が存在することを示唆してくれています。
現状に対する不満が多ければ多いほど、変わるためのモチベーションが高まります。
逆に不満がないと、変わろうとは思いません。
色んな事に不満を抱いた時、まさにそこから人生が変わって行きます。
その人が、新しい生き方をスタートさせようとしているのです。
休職した人の中には「休職してよかった。それがあったから、人生の中で大変なことに気付けた」とおっしゃる方もいます。
今までのやり方が、上手く行かず、しばらくゆっくりしたい。
そうなった時は、新しい生き方をするためのエネルギーを貯めているのです。
エネルギーが充電された時、新しい生き方をスタートさせることでしょう。
あなたが本当に望む生き方は、どのようなものですか?
どんな生き方をしたら、「ああ、自分は幸せだなぁ」と思えるでしょうか?
本当に手に入れたいと思ったら、それを手に入れてもいいのです。