アサーション~自分の気持ちを相手に伝えること~

アサーション~自分の気持ちを相手に伝えること~

「アサーション」

~自分の気持ちを相手に伝えていこう~

今回はコミュニケーションの方法について行いました。

みなさんは『アサーション』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

自分も相手も大切にしながら、素直に気持ちを伝える方法です。

元々英語の『アサーティブ』が元になっています。

これを日本語に訳すと『自己主張する』となりますが、日本語で適切な表現がなかったために、日本に入ってきた際に、そのままアサーションとして広まったのです。

この考え方によると、3つのコミュニケーションのパターンがあります。

1つ目は、自分の考えを伝えない『ノンアサーティブ』です。

こういう人は、何となく自信がなくて、周りを伺っています。出来るだけ場の空気を読んで、流れに乗ろうとします。

2つ目は、攻撃的に伝える『アグレッシブ』になります。

自分の感情を怒りにまかせて、攻撃的に伝えます。

こういう人は、声が大きくて、はっきりといいます。その裏には、世の中は勝ち負けの世界であり、自分が勝たなければ、相手に負かされてしまう、という恐れが潜んでいます。

3つ目は、自分の考えを落ち着いて伝える『アサーティブ』になります。

自分の考えや、気持ちを、落ち着いているけど、それを言葉で伝える方法です。

最初からは難しいかもしれませんが、練習すれば、少しずつ出来るようになります。

今回は色々な場面を想定して、実際に言葉に出して自分の意志を伝えるという、ロールプレイを行いました。

ラーメン屋さんで、注文したラーメンにハエが入っていたら何といいますか?

自宅に新聞の勧誘が来たら、どのように断ればいいのでしょうか?

あまり一緒に食事したくない人に食事に誘われた時に、どのように断ればいいのでしょうか?

そんな例などで、それぞれの役割を演じて、言葉に出す練習をしていきました。

言葉に出して伝えるのは、スキルでもあるで、練習するとだんだん上達していきます。

最初はぎこちなくても、だんだん気持ちを言葉で伝えていくようにしていくと、自然に言えるようになってきます。

あなたは言いたい事で、どんなことを伝えていないでしょうか?

伝えたいことは、1つずつ伝えていく練習をしていくといいでしょう。

気づいた時には、思ったことを自然に言葉に出しているかもしれませんね。