アサーション~コミュニケーションの方法を身につける~
2019/05/20 [コラム]
「アサーション」
~ロールプレイを通して、コミュニケーションの方法を身につける~
今回は、以前行ったアサーションのDESC(デスク)法を、実際のその人の経験した場面に当てはめていきました。
当時は言えなかったけど、どんなことを言えればよかったのだろうか?
そんなことを考え、DESC法を使い方法を組み立てていきました。
仕事を頼まれて、どうしても断りきれなかった。
仕事でわからないところを、恥ずかしくて質問できなかった。
本当は嫌なのに、断ったら悪いと思って、断れなかった…
実際にその人が体験した場面に、どんなことを言えばいいのか、フォーマットを使って考えてもらいました。
そして、その後は本人と相手役を詳しく設定して、ロールプレイを行いました。
相手役の人には、その当時の相手を再現してもらい、それに対して本人が言葉を伝えて行きます。
何かをお願いして断られてもいいのです。そこから交渉して、お互いに納得できる方法を見つけ出すのが大事なのです。
また断りたかったら、断ればいいのです。一度食い下がられても、また自分の気持ちを伝えていけばいいのです。
1回目では、ためらいがちに小さい声で相手に言葉を伝えて行きました。
2回目、3回目になるにつれて、段々と声も大きくなり、堂々とした振る舞いになります。
これはそれぞれの人に共通して言えることです。
1回目はもやもやしても、2,3回目になると、やってスッキリした表情です。
日本人が箸を器用に使いこなせるのは、何度もそれを繰り返しているからです。
子どもがどんどん字をちゃんと書けるようになるのは、それを何度も繰り返しているからです。
コミュニケーションも同じです。
自分の想いを、何度も言葉で出す経験をすることで、だんだんと自然にそれが言えるようになります。
今回は今まで自分が言えなかったことを言葉に出す、そんな経験をしてもらいました。
これからも言葉で伝えるようしていくと、どんどんと自分の想いが伝えられることでしょう。