夜明け前の暗闇

夜明け前の暗闇

「夜明け前の暗闇」

~あなたは今与えられている贈り物の大切さに気づいていますか?~

こちらの病院に来る方は、仕事をしていて具合が悪くなり、休職する人もいます。

1回の休職をして、そこで何か自分の課題に気付けば、それ以降に再発する可能性は少ないでしょう。

1回休職しても、その人の課題がクリアできていなければ、2回目の休職になったりもします。

そして、時々3回休職する人がいます。

3回目となると、その人も「これは何か向き合わなければいけないことがあるな」と考える訳です。

2回、3回となると、その人の抱えている大きなテーマがあるといえるでしょう。

言い方を変えると、その点に気付けば、これからの人生はもっと楽に幸せに生きられますよ、ということになります。

休職をして「ああ、これでキャリアがダメになった」「この先の人生に希望が持てない」と思っている時は、まだ休職したことの意味をあまり理解していないのでしょう。

「休職して、最初は落ち込んだけど、振り返ってみたら本当によかったと思う」「あのまま働き続けたら、今も辛いままだったと思う」と言うようになったら、抱えていた課題をクリアできたのでしょう。

「休職してよかった」と意味付けられる人は、この先同じ仕事をするにしても、前よりもずっと楽に仕事ができるようになります。

今までよりも、もっと充実した生活になることでしょう。

そうなるためには、ある意味、今までとは生き方が変わったような感じがします。

周りの人から見ても「あの人、何か変わったよね」と言われたりもします。

休職したことの本質は、仕事のことのように見えて、実はその人の人との関わり方、その人の価値観が影響されています。

休職が『神様からのプレゼント』だとしたら、そこにどんなメッセージがあるのでしょうか?

これからもっと自分らしく生きるための、メッセージに気付いた時、休職したことを心から感謝できるでしょう。

今回の集団療法では、そのようなテーマを扱いました。

人数は少ない方が、色々話せることもあります。

なかなか休職している人同士で話す機会は少ないですが、似た状況の人と話すことで不安が和らぎ、希望を見いだせるのです。

そのような体験をしたい方は、気軽にいらしてください。