総合的に判断しよう

総合的に判断しよう

「総合的に判断しよう」

~情報があれば、自然といい決断が導かれる~

何かを決断するのには、たくさんの情報があった方が、総合的に判断します。

何かを決断する時に悩んでいるのは、そこに何らかの葛藤があるからです。

『車を買いたい』ということで、悩んでいる人がいたとします。

軽自動車の方が、燃費もよくて、小回りが利く。でも座席が小さくて、荷物があまり詰めない。

値段も手ごろで、自動車税も安い。

一方のワゴン車は、座席が広くて、荷物もたくさん詰める。でも燃費が悪くて、それなりに大回りになる。値段は少し高く、自動車税も高い。

それぞれの選択に、メリット・デメリットがあるからこそ、葛藤が生まれる訳です。

まずは認知行動療法でもよくつかわれる「メリット・デメリット表」を使い、それぞれのメリット、デメリットを書き出してもらいました。

さらに、葛藤しているポイントをシンプルに表すとすれば、どうなるのかを考えてもらいました。

車を買うのに一番大事にしたい点が、お金なのか、乗り心地なのか、荷物がたくさん詰めることなのか、

気に入ったデザインなのか…

自分が重視したいポイントを明らかにして、それの上でどちらを選択すればより納得するのかを考えてもらいました。

後半は、イメージの中でそれを実際に手に入れた場合、それぞれどのように感じるのかを体験してもらいました。

そして、最終的にはどちらの選択をした方が納得できるのか…

それを考えてもらいました。

色々書き出してみる方が、頭の中で考えているよりも、スッキリと整理できることでしょう。

みなさんも何か決断することを迷っている時、そのポイントは何なのかを、一度紙に書き出してみて整理してみてはどうでしょうか?