自信とは何なのか?
2019/12/17 [コラム]
「自信とは何なのか?」
~自信は必要ない。なぜなら自信は最初から存在しているから~
今回は『自信』について、考えていきたいと思います。
自信というものが、何かを達成したから得られる、何か実力がついたから得られる。
そのように考えてはいないでしょうか。
・もし自信の根源が、いい給料をもらっている、としていると…その収入がなくなった時、自信を失います。
・もし自信の根源が、いい仕事に就いているから、としていると…仕事を失った時、自信を失います。
・もし自信の根源が、いい奥さん、旦那さん、恋人がいるから、としていると…
その人が去っていった時、自信を失います。
・自信の根源が、いい服、ブランド物を持っている、年齢が若い、外見が優れている、仕事が人よりできる、
いい家に住んでいる…などを拠り所にしていると、それを失った時、自信を失います。
外から飾り作られた価値は、もろいものです。
もちろん外のものを拠り所にして、自信を高めて行くのも、1つの方法ではありません。
しかしそれによって作られた自信は、それを失ったと同時に崩れ去ります。
何かを達成したから自信がつく、という考え方は危険がはらんでいるともいえます。
なぜなら、何もない自分は価値がない、と言っているからです。
いわば条件付きで、自分の価値を認めているからです。
本当に自信がある状態とは、どういう状況なのでしょうか?
自信というのは、自分の外に、何かを求めるものではありません。
自分に何かがあるからいい、自分に何かがないからダメだ。
そのようなものでもありません。
仕事、経済面、趣味、過去の失敗…
現在の状態は、あなた自身の価値とは何の関係がないことに気づいてください。
人というのは本来 最初から完璧な存在である ことに、気づいてください。
自己肯定感とは、今のままの自分でいいと思えることです。
心理学の様々な研究では、以下のようなことがわかっています。
・自己肯定感が低い。 周りが気になる記述が多い。例)他の人からどう見られるか。
・自己肯定感が高い。 自分の関心あることが中心。あまり人の記述が出てこない。
自己肯定感の高さは、実は客観的に見て人より優れている、ということはあまり関係ありません。
今の自分を受け入れていれば、自己肯定感が高いのです。
逆に「こんな自分じゃだめだ」と自分を受けれていなければ、自己肯定感が低いのです。
自己肯定感を高めるためには、いったん今のままの自分でOKと思うことです。そして今上手く行ってない部分は、これからの新たな目標であると考えればいいのです。
そもそも自分は完璧である。
そのことに気づいた時に、様々な悩みから解放されます。
自分を追い詰めていたのは、他人ではなく自分自身なのです。
そして自分が最初から完璧だと気付いた時、今の置かれている状況の捉え方も変わってきます。
仕事、恋愛・結婚、経済面、人間関係、自己実現…
様々な意味付けも、変わってくるでしょう。
今はそう思えなくても、あなたは最初から完璧であることに、気付いていきましょう。
そのことに気付いたとき、見える景色が変わっていくことでしょう。