奇跡がおきたらどうなるだろうか?
2020/01/15 [コラム]
「もしも奇跡が起きたらどうなるのだろ?」
~自分がどのような制限を作り出していたかに気づこう~
有名な心理療法家で、ミルトン・エリクソンという人がいました。
その人が考えだした技法の1つに「ミラクル・クエスチョン」というものがあります。
その質問によって、その人が本当に望んでいることが明らかになり、どのように問題が解決していくかが
わかるようになります。
その質問は簡単に説明すると、以下のような内容になります…
「あなたが寝ている間に、奇跡が起きて、今抱えている問題がすべて解決しました。
今まで問題だと思っていた全てが、パッと解決したのです。
問題がすっかりなくなった今、今までとは何かが違います。目を覚ますと、今までとは何かが違います。
どのように違っているのでしょうか?」
大まかに言うと、こんな内容になります。
それを応用したものを行いました。
その内容はといと…
奇跡が起きて、今抱えている問題が全て解決して、自分の望み通りの理想の生活送っている1日を、細かに想像してもらいました。
住む場所、仕事、着ている服、食事、人間関係…
とりあえず現状は置いておいて、理想の1日を考えてもらいました。
無意識(潜在意識)の働きとして、自分が達成不可能なものはリアルに想像できない、という傾向があります。
本当に細かい所まで、ありありと想像できるのであれば、それは暗に実現可能だと自分自身に教えてくれているのです。
ではどうして、今の現状と理想の1日が違っているのでしょうか?
そこに、自分に制限を作り出している信念が存在しているからです。
どんな風にして、その制限になる信念が作られていったのか…
そのことも思い出してもらいました。
そして最後にもう一度、理想の状態を想像してもらいました。
そして、どのようにその状態に近づいて行ったのか、考え方がどのようにして変わっていたかを、想像してもらいました。
理想の状態(ゴール)から振りかえって、どうやってそうなっていったのかに気づいていきました。
答えは外にあるのではなく、自分の中に存在するのです。
自分の行動、考えを縛っている信念は、決して形があるものではありません。
実際には何もない訳ですが、見えない何かに縛られているということに、改めて気づいてください。
そして気づいた時、初めてそこから抜け出せるのです。
あなたが理想の人生を送っている時、それはどんな1日になるのでしょうか?
色々楽しみながら想像してみてください。
ありありと想像できたなら、それはあなたに「あなたは実際にそうなれるんだよ。そのことに気づいてね」と伝えてくれているのです。