親との関係を考える、見直す。
2020/04/07 [コラム]
「親との関係を見直す」
~親の影響から、解放されるためにはどうすればいいのか~
人というのは、自分が思っている以上に、身近な人の影響を受けているものです。
また過去の様々な体験が、今に影響を与えています。
今回はそのことについて、振り返っていきました。
子どもは本能的に、その時の最適な反応をしています。
子どもが小さい時は、まだ無力な存在です。
食事、着るもの、住む場所の全てが親にゆだねられています。
親の顔色をうかがい、親の機嫌がよくなる選択をすることを、本能的に行おうとするのです。
だから親の価値観に従うことが、一番怒られない可能性が高まるため、小さい子どもというのは本能的に親の価値観を信じ込もうとします。
それが小さい頃には一番役立ったのです。
そう、それが役立つのは子どもの時までです。
大人になってくると、それが役立つ場面もあれば、役立たない場面もでてきます。
では、今も子どもの時のように考え、そう反応することは、あなたにとっていい選択なのでしょうか?
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あなたは昔、20歳になれば大人だと思っていませんでしたか?
自分がその年齢より若い時は、自分よりずっと大人だと思っていたのかもしれません。
でも実際に自分がその年齢になってみると、どうでしょうか?
思い描いていたように、成熟し、的確な判断をし、悩んでもそこからすぐに抜け出す、
理想のような状態であるといえるでしょうか?
私は小学校4年生の時、小学校の管弦楽クラブに入りました。小学校6年生の先輩が色々なことを
教えてくれました。いま自分が小学校4年生になった時のことを振り返ると、今でもその時の6年生は
ずっと落ち着いていて、色々なことを知っていたように感じるのです。
でも大人の自分が、一般的な小学校6年生のことを考えると、大人びてきている部分もあるけど、まだまだ
子どもだと思うのです。
これは、どういうことなのでしょうか…
過去の記憶と共に、考え、感情、価値観がそのままの状態で保存されているのです。
そして、大人になった今でも当時の感覚が、自動的に呼び起こされてしまうのです。
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今回は、過去に身に着けたままの『親との関係性』を改めて見直していきました。
そのための、いくつかのワークを行いました。
今回の資料は11ページあったので早足になってしまいましたが、固まってしまった価値観をほぐしていくのには、十分に役立つ内容だったと思います。
そして、誰でも親との関係性から自由になりたいと思えば、そこから抜け出す方法はいくつもあります。
次回は、親との関係性を根本から変える、具体的なワークをさらに行いたいと思います。
終えたあとは、実際に親とあった時、自分の考え、感情、行動が昔とは違っていることに気付くことでしょう。ぜひ楽しみにしていてください。