今の問題を解決する方法を決めること(集団認知行動療法)

今の問題を解決する方法を決めること(集団認知行動療法)

今の問題を解決する方法を決める

 

 かつて抱えていた問題というのは、時間と共に解決されることが多いものです。

 

小さいときは、自転車に補助輪を付けているから、倒れずに進むことができました。

ただ行きたい方向にハンドルを向けて、自転車を漕げばよかったものです。

 

でも、補助輪を外すとどうでしょう?

自転車はぐらぐらして、バランスを取らないと倒れてしまいます。

そして、止まったままだと、また倒れます。運転している時に倒れないためには、バランスを取り続けながら、

自転車をこぎ続ける、ということが大切だと身を持って知ります。

 

今では、そんなことを考えることもなく、自転車に乗れていることでしょう。

 

このように、当時はとても大きな問題と感じたり、どう対処していいのかわからないことも、

時間が過ぎれば、大変だと思ったけど、それなりに上手くやったんだな、と思えたりもします。

 

今、その人が抱えている問題について、その状況が解決している未来の状況にいると想像してもらい、

どのように問題を解決していったのか、説明してもらいました。

 

また、それを解決するための3つのポイントをキーワードにまとめ、その内容について書いてもらいました。

 

今の自分ではわからなくとも、未来の問題を解決した自分になったと想像してみると、不思議と

いろいろな言葉が浮かびます。

自分の「無意識」ではその状況は解決できる、とわかっている訳ですが、現実的に考える「意識」では

どうしていけばいいのかわからない、問題解決の自信がない、となるので、想像力を膨らませ、

未来からの視点で、問題解決の道筋を考え出してもらいました。

 

さて、どんな解決方法が導き出されたのでしょうか。

やってみると、以外にイメージ通りのこともあったりして、驚くことでしょう。