今の問題を解決する方法を決めること(集団認知行動療法)
2018/02/07 [コラム]
今の問題を解決する方法を決める
かつて抱えていた問題というのは、時間と共に解決されることが多いものです。
小さいときは、自転車に補助輪を付けているから、倒れずに進むことができました。
ただ行きたい方向にハンドルを向けて、自転車を漕げばよかったものです。
でも、補助輪を外すとどうでしょう?
自転車はぐらぐらして、バランスを取らないと倒れてしまいます。
そして、止まったままだと、また倒れます。運転している時に倒れないためには、バランスを取り続けながら、
自転車をこぎ続ける、ということが大切だと身を持って知ります。
今では、そんなことを考えることもなく、自転車に乗れていることでしょう。
このように、当時はとても大きな問題と感じたり、どう対処していいのかわからないことも、
時間が過ぎれば、大変だと思ったけど、それなりに上手くやったんだな、と思えたりもします。
今、その人が抱えている問題について、その状況が解決している未来の状況にいると想像してもらい、
どのように問題を解決していったのか、説明してもらいました。
また、それを解決するための3つのポイントをキーワードにまとめ、その内容について書いてもらいました。
今の自分ではわからなくとも、未来の問題を解決した自分になったと想像してみると、不思議と
いろいろな言葉が浮かびます。
自分の「無意識」ではその状況は解決できる、とわかっている訳ですが、現実的に考える「意識」では
どうしていけばいいのかわからない、問題解決の自信がない、となるので、想像力を膨らませ、
未来からの視点で、問題解決の道筋を考え出してもらいました。
さて、どんな解決方法が導き出されたのでしょうか。
やってみると、以外にイメージ通りのこともあったりして、驚くことでしょう。