加害恐怖の認知行動療法2
2018/02/15 [コラム]
・加害恐怖の認知行動療法②
認知によって行動を変える: 認知行動療法では、強迫行為を悪化させている認知を見直していきます。まずは、どのような考え方が強迫行為を悪化させているのかを話し合っていきます。続いて、強迫行為を悪化させている考え方とはちがう、別の新しい考え方がないかを話し合っていきます。
行動によって認知を変える: 行動を変えてみることで、強迫行為を悪化させている考え方が変わることがあります。代表的な方法が「行動実験」というア認知的プローチです。行動実験では、今まで行ってきた強迫行為を実験的に止めてみることで「現実では何が起こるのか?」「予想していたような恐ろしい出来事が起こるのだろうか?」ということを検証していきます。基本的には、行動実験をおこなうことによって、強迫行為をせずとも現実には何も恐ろしいことが起こらないことを体験し、「強迫行為をせずとも、恐ろしいトラブルは起こらないものだ」という考え方を身につけていきます。