集団認知行動療法(アサーション)
2018/04/04 [コラム]
3月16日の集団CBT。
「アサーション・ロールプレイング編」
今回は実際に今まで学んだアサーションを、実際に使えるような実戦練習を行いました。
ターゲットとしたのは、過去にこんなことを言えればよかったのに、と考える後悔した出来事です。
過去のある出来事を何度も思い返してはため息をつく、というのは、その人の中でまだ過去に対する
わだかまりが消化されていないのです。
自分の中で、しっかりと消化できれば、もうその事をあまり思い出すことはないですし、
たまに思い出しても「ああ、昔そんなことあったな」と数ある思い出の1つに過ぎなくなります。
それを消化するには、過去に言いたいことを言えなかった場面を再現し、しっかりと自分の言葉で
相手に伝える事です
さて、やってみるとどうでしょうか。
同じ場面で1回目は、言葉も弱弱しく、言い回しが長いです。
2回目は、さっきよりも言いたいことを単刀直入伝えています。
3回目は、落ち着いて、自信を持って、自分の言葉を相手に伝えています。
回数を重ねるほど、自信に満ちて、自分の言葉を相手に伝えられるようになりました。
後で振り返ってみると、こうして練習したことが、日常生活の様々な場面に広がっていくのに気づき、驚かれることでしょう。