集団認知行動療法:納得できる決断をすること
2018/04/05 [コラム]
3月30日の集団CBT
「納得できる決断をする」
何か物事を決断する時、あなたは何を基準にして決めますか?
人は物事を頭で考えて、決断を下すことが多いようです。
「当然~すべきだ」「そうあるのが当然だ」など、縛られた価値観にがんじがらめになっていると、本当はしたくもない決断を下すこともあるでしょう。
では、どうすればいいのでしょうか?
それが納得できる決断かどうかは、自分に尋ねてみるといいでしょう。
今その決断をしようと考えたとき、何か身体の中にもやもやした感覚や、何か引っかかりがあるなら、
あなた自身が葛藤を抱えているということです。
本当にいい決断というのは、その決断をしたと想像したときに、心からスッキリしたり、その決断をしたことが嬉しくなってしまうのが、いい決断です。
では、どうすればいいのでしょうか?
まずは、いったん頭で考えることを止め、気になることを考えた時に起こる、身体の感覚や、感情に意識を向けます。
そして、その感覚と共にいて、しばらくして湧き上がってくるイメージや、考え、などがやってくるのをただ受け取ります。
そして、さらにこの状況から楽になるためには、どう考えたり、どう行動すればいいのか、というのを問いかけると、自然と答えが沸き起こってきます。
このように答えを人に求めるのではなく、自分の内面に問いかけて、そこから伝わってくるメッセージは
「ああ、確かにそうだな」と、不思議と納得できるものです。
問題を解決する時に、人からの意見を参考にするのはいいですが、本当にいい決断というのは自分の内面からやってくるものです。
最初は上手くできなくても、何度か自分に問いかける習慣を持っている人は、少しずつ自分がどうしたいのかに気付いていけるようになります。
もう少し、自分の持っている力に気付くと、そこから自信を感じられるようになるでしょう。