おとなの発達障害の認知機能検査(脳機能検査)
記憶、思考、理解、計算、判断力、注意力、などの知的な能力を指します
発達障害は本来発達すべき脳の機能の重要な部分が遅れて発達し
発達がアンバランスな状態になっている。
つまり認知機能に問題があると考えられています
■実行機能障害:
ある課題を与えられたときにそのルールに従い、情報をとりいれながら
スイッチし、ある行動をとることを判断するといった一連の操作をさします。
自閉症スペクトラム障害ではこの機能に障害があるとされています
■注意機能障害:
社会的な記憶といって顔表情を記憶する、認知する能力に問題があるとされています
また2つ以上の作業を同時に作業することも苦手とされています
■対人認知、感情認知の障害:
自閉症スペクトラム障害では対人関係の問題があるとされていますが
これは他人の意図や性質をよみとる、理解することの障害であり
背景には表情の認知の問題もいわれています。
ADHDでは「注意を持続することができない」「必要な大事なものをなくしてしまう」などの不注意、そして「じっとすわっていられない」「しゃべりすぎてしまう」などの多動性、「順番をまてない」「思いつきで行動してしまう」などの衝動性が指摘されています。これらと注意機能との関連、そして目的や計画をたてて筋道をたてて行動していくといった遂行機能障害などの認知機能との関連があるとされています。
■ADHDの注意障害:
ADHDの注意の障害としては、2つ以上の刺激に同時に注意をむける分配性の注意に障害があるといわれているのと、ひとつの物事に集中していたときにそれを一過性に中断をしては他の重要な情報に反応するといった注意の転換に問題があるとされています。
■ADHDの遂行機能障害:
上記注意機能をうまくつかいながら、ときには記憶の機能をつかいながら、目標をもって計画し、そして柔軟かつ計画性をもって行動していく能力の問題、つまり遂行機能障害あるとされています。
当院では以下の内容の検査を行っています
当院の検査はコンピューターを用いて行っています
認知機能検査をうけることにより、いまどんな脳の機能に課題があるのか
今後を考えたときにどのような方向性があるのか?などを知ることができます