パニック障害について|千葉市の心療内科 精神科 メンタルクリニックなら 千葉駅前心療内科

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患者の気持ち

パニック障害について

パニック障害は、うつ病と同様によく認められる病気ですが、はじめから「パニック障害」であると考え、 メンタルクリニックに受診する方は少ないという特徴があります。
突然おこる動悸、息苦しさ、呼吸困難、吐き気などにより内科などに受診するケースが多く認めます。
下記のAとBにあげる症状の、4項目以上あてはまれば、パニック障害が疑われます。

A 反復性に突然おこる。特別な状況で起こるわけではない。
B 突発的に起こり、数分間は以下の症状がおこる。

次の症状のうち4項目以上を認める

自律神経系の症状
  • 動悸がする(胸がどきどきする)
  • 発汗
  • 震え
  • 口渇

胸部、腹部の症状
  • 呼吸困難
  • 窒息感
  • 胸部の痛み、不快感
  • 吐き気

精神状態に関して
  • めまい、ふらふらする
  • 物事に現実味がない
  • 自制ができない、気を失うという恐れ
  • 死ぬのではという恐怖感

全身的な症状
  • 寒気あるいは紅潮する
  • しびれ感、チクチクする痛みの感覚

パニック障害の特徴

パニック発作は、突然の呼吸困難、そして動悸などきたし、それを反復するために、強い恐怖感により救急車をよび病院を受診するなどを多く認めます。
パニックは心理的な問題だけではないとされており単純には原因はこれだとはいえません。


パニック障害の考え方、対処の仕方

ただ発作を起こすということはそれなりに心身両面からの危険信号ととらえるべきでしょう。

いま無理をしていないであろうか?
がんばりすぎていないか?
悩んでいないか?
などはまずは考えてみるべきでしょう。

その意味でまずは環境調整を行うことそして場合によっては不安の軽減のために薬物療法をおこなっていくこと。
このあたりも大事となるわけです。
パニック発作をひとつの信号であるととらえ、今後の生き方なども見直し、よりよく生きていくことのひとつのきっかけになることを望みます。


パニック障害のメカニズム

パニック障害ではパニック発作がおきますが、どうしてもその発作を避けようとして、回避行動をする傾向があります。この回避行動が、さらにパニック発作をおこしやすくするなどの結果となります。


パニックのメカニズム
  1. ストレスを感じたときに
  2. 不安が少し高くなり
  3. 身体に小さな異変が起こる
  4. 破局的に解釈すると
  5. 不安がもっと高くなり
  6. 身体の異変も大きくなる
  7. 苦手な状況が生まれる
  8. 安全策をとるようになるが
  9. 安全策が逆効果をもたらす

パニック障害のカウンセリング、認知行動療法

パニック障害に対する認知行動療法では、不安に対する誤った認知、思考パターンをかえていくことを目標とします。
多くのひとで生じていることを「危険で、死んでしまうのではない」とおもうほどの考えに至ってしまうわけであります。
これによって不安を増しているという状態であり、このことを適切に認識していくことが大事となります。
たとえば「死んでしまいそうだ」と考えずに「ちょっと過呼吸になっているだけである」と考えることにより練習していくことは大事でしょう。
また不安への対処法も考えていく必要もあり、たとえばリラクゼーション法などもそうです。
パニック発作を上手にコントロールしていく方法を一緒にかんがえてみませんか。
認知行動療法では共同作業にて一緒に検証していくカウンセリングです。