パニック障害について
A 反復性に突然おこる。特別な状況で起こるわけではない。
B 突発的に起こり、数分間は以下の症状がおこる。
次の症状のうち4項目以上を認める
パニック障害の特徴
パニック発作は、突然の呼吸困難、そして動悸などきたし、それを反復するために、強い恐怖感により救急車をよび病院を受診するなどを多く認めます。
パニックは心理的な問題だけではないとされており単純には原因はこれだとはいえません。
ただ発作を起こすということはそれなりに心身両面からの危険信号ととらえるべきでしょう。
いま無理をしていないであろうか?
がんばりすぎていないか?
悩んでいないか?
などはまずは考えてみるべきでしょう。
その意味でまずは環境調整を行うことそして場合によっては不安の軽減のために薬物療法をおこなっていくこと。
このあたりも大事となるわけです。
パニック発作をひとつの信号であるととらえ、今後の生き方なども見直し、よりよく生きていくことのひとつのきっかけになることを望みます。
パニック障害ではパニック発作がおきますが、どうしてもその発作を避けようとして、回避行動をする傾向があります。この回避行動が、さらにパニック発作をおこしやすくするなどの結果となります。
パニック障害に対する認知行動療法では、不安に対する誤った認知、思考パターンをかえていくことを目標とします。
多くのひとで生じていることを「危険で、死んでしまうのではない」とおもうほどの考えに至ってしまうわけであります。
これによって不安を増しているという状態であり、このことを適切に認識していくことが大事となります。
たとえば「死んでしまいそうだ」と考えずに「ちょっと過呼吸になっているだけである」と考えることにより練習していくことは大事でしょう。
また不安への対処法も考えていく必要もあり、たとえばリラクゼーション法などもそうです。
パニック発作を上手にコントロールしていく方法を一緒にかんがえてみませんか。
認知行動療法では共同作業にて一緒に検証していくカウンセリングです。