当院の治療の流れ
メンタルクリニックでの治療の多くは定期的・継続的に通院していただくことが大事です。
診断、治療の方向性をきめる診察。
薬物療法を行うか、心理カウンセリングを行うかなどご相談しながら決めていきます。
場合により心理テスト(症状評価尺度、性格検査など)を実施
心身の病状の変化の把握、薬物療法の調整、仕事や生活面の環境調整の指示など。
心理カウンセリング導入の場合は心理カウンセラーとのカウンセリングが始まります。
*当院のカウンセラーは心理系大学院卒業以上の経験をもったさまざまなカウンセラーが在籍をしております。
当院ではご希望の方に当院オリジナルな「セルフチェックシート」手帳をつかっていただき、うつ・不安・不眠・身体面の症状の評価を自ら診察の前に行っていただき、症状を点数化して症状の改善の経過をチェックしていただくセルフチェックシートを導入いたしました。医師や心理士による見立て、そして患者さんみずからの評価を総合的にとらえることにより、症状の状態を的確にとらえることができます。
また当院ではうつや不安の症状改善をめざした認知行動療法、リラクゼーション療法のご提案(とくにアロマテラピーを用いた)により過度な緊張や不安を和らげる方法を伝授したりと薬物療法以外の治療法も行っています。
うつ病うつ状態のカウンセリング適応
などの場合、心理カウンセリングが適応となります
うつ状態はさまざまな疾患にて生じます。パニック障害、社交不安障害などの不安障害、そしてストレスによる適応障害など。5にあるストレス因があるなどの場合、とくに心理カウンセリングは重要な治療手段となります。薬物療法に加え、心理治療を加えていくことで「こころ」への働きかけをおこし、化学変化をおこすであろうと思われます。
ストレス治療と心理カウンセリング
身体面の多くの症状、頭痛、吐き気、耳鳴り、めまい、月経がとまる、脱毛、肩こりなど・・・
メンタル症状としてはうつや不安、不眠などよく起こります。
通常人間関係のストレスでは上記のような症状を強く認めるため、出社ができないなどの状態から休職も検討しなければならないことが多くあります。
治療としては心身の症状の軽減のためお薬を用いることもあります。
それと精神療法・心理カウンセリングなどの治療があります。
心理カウンセリングなどの治療では、人間関係の問題を深くほりさげ、どのようにすれば人間関係を築いていくか、そして保っていくか、どのようなコミュニケーションをはかればいいのか、そしてサポートしてもらえる人は他にはいないのか?
また相手にこちらのことをうまく伝えられているのかなど・・・・
さまざまな視点から検討し、一緒に考えていく。このような展開となります。
まずは自分のストレスに気づくこと、これが大事で、相談することがその一歩となります。
「こころ」と「からだ」のSOSをつかむことが大事です。
心療内科では「こころ」と「からだ」のSOSをいち早くとらえ、早期に治療をすることが大事です。「からだの異常」の症状としては、
頭痛がする、頭重感がある、めまいがする、耳鳴りがする、胃がいたむ、動悸がする
しびれがある、呼吸が苦しい、過呼吸となってしまう、息がつまってしまう、疲労がとれない、吐き気がする、腹痛がする、首の痛みがある、肩がこってしまう、食欲がわかない・・・・
などあります。
「こころの症状」としては
イライラする、集中できない、すぐに物事を忘れてしまう、気分がゆううつである、やる気がおきない、睡眠がとれない、寝付けない、途中でおきてしまう、不安でおちつかない、
いろいろと気になってしまう、確認をなんどもしてしまう・・・・
など。
さまざまな症状があります。
この症状の中にはパニック障害であったり、うつ病であったり、適応障害であったりとさまざまな診断が隠れています。診断をして速やかに治療方向性をうちたて、心理療法をするあるいは薬物療法をするなどの目標をたてていきます。
心理カウンセリングは意味があるのか?の疑問について
うつ病、パニック障害、適応障害、ストレス性疾患、強迫性障害、社交不安障害・・・・・
さまざまなメンタル疾患はありますが、そのほとんどにおいて、なんらかの心理的要因はその病気において存在しています。よってその心理的要因の改善は治療上必要なことです。
<心理カウンセリングはなにをもたらすか?>