女性のためのカウンセリング
女性における心身の訴えは
1 女性ホルモンが関係した心身の症状
2 さまざまなストレス因による心身の症状
3 うつ、パニックの症状
4 原因がはっきりしない不定愁訴
などは多く認めます。
千葉駅前心療内科では、女性カウンセラーを配置し、女性特有の訴えに対しても対処できるよう治療にあたっています。
女性に多い疾患を以下にあげます。
片頭痛:拍動性の痛みあり。家事や仕事への影響があり。音や光への過敏性がある。
緊張型頭痛:肩こり、めまい、首の痛みなどを伴い、頭全体がしめつけられる感じがある。
群発頭痛:片側の眼周囲の激痛に鼻汁や充血などの症状を伴うもの。
月経前2週間前に、集中して症状がおこり、下腹部痛、頭痛、メンタル的には不安、うつ、イライラ感、集中力低下などがおこる。また月経終了後しばらくするとこのような症状は消失します。
PMSと診断するには過去3周期にわたって繰り返しおこっており、また上記身体的、精神的な症状により対人関係や日常生活が支障をうけている場合が多くあります。
治療的には定期的に身体面を動かすこと、そして心理的要因やストレスがある場合はその要因を軽減することなどが有効とされています。当院でも薬物療法および心理的要因については心理カウンセリングを行っています。
性機能障害の多くの要因として、心因性のことが多くあります。
性機能低下としては、慢性のストレス状態、不安感、うつ状態となっている。
などのメンタル面の問題が多く存在することがあります。
過剰な不安緊張などがほとんど毎日続いている状態をいいます。
また身体面では疲れやすい、集中できない、根気がないなどがあります。
頭痛や肩こりもあり筋肉も緊張しているなどがあります。
しばしば身体疾患との合併もあり、過敏性腸症候群、更年期障害などに合併することがあります。
パニック発作はさまざまな疾患でおこりうる。パニック発作は動悸、窒息感、胸痛、吐き気、めまいふらつきなどの症状が突然発現し10分以内にその頂点に達することをいいます。
高血圧、狭心症、薬物中毒、メニエール病などでも起こり、またパニック障害やうつ病でもおこることがあります。
気分が沈み、涙がでてしまう、気力がおこらない、家事がやる気がおこらない、疲れが取れない、頭痛がしてしまう、眠れない、便秘である食欲がないなどの症状があり、このようなうつ症状が2週間以上持続しているときはうつ病と判断されることがあります。
女性の場合、月経前期、妊娠中、閉経前後、出産後などで症状が起こらないかどうかのチェックも要します。
DVとは、親密な関係にあるパートナーからうける暴力のすべてを指します。
DVの形にはいろいろあり
<身体的暴力>
なぐる、足でける、ひきづりまわす、突き飛ばすなど・・・
<精神的暴力>
大声で怒鳴る・暴言をはく・人の前で馬鹿にする・なにをいっても口をきかない・無視をする、こどもに身体的暴力をふるう
<性的な暴力>
性行為を強要する・避妊に協力しない など
<経済的暴力>
生活費を渡さない・借金を重ねる・家計を厳しく管理する。
<社会的暴力>
外出を制限したり、メールや携帯を細かくチェックしたり束縛をする状態
などがあります。
これらにより、トラウマとなりフラッシュバックがおきたり、悪夢をみるようになったり、不安恐怖感などが強くなりPTSDの発症も考えられる状態となりえます。
耳の中でセミがないているような感じがする、身体がういているようなめまいが伴って耳鳴りがあるなど、ストレスが関与し、慢性的に耳鳴りがあるような状態の場合、パニック障害が隠れていたりとメンタル面の問題があることがあります。
のどになにかつかえる感じがある、異物がひっかかっている感じがする、つかえる感じがする、転居した、結婚した、閉経したなどの環境の変化、あるいはストレスなどが関与していないかなどは検討する必要があります。
不安や緊張などの症状が強いこともあります。
「PMS,月経前症候群」とは、月経(生理)の3-10日前におこる心身の不調をいいます。 月経(生理)がくると消失したりもします。 PMS,月経前症候群は月経(生理前)に症状が周期的に出現するという特徴があります。
<PMS、月経前症候群の症状とは>
身体面の症状として:乳房痛、頭痛、関節痛、筋肉痛などがある
メンタル面の症状としては:
ゆううつな気分、不安、緊張、情動面の不安定性、イライラ感や著しい怒りの症状、興味の減退、意欲の低下、疲労感、集中力の低下、過眠あるいは不眠などがあります。
<PMS、月経前症候群の治療は>
うつ症状に対してなどにはカウンセリング、認知行動療法など
そして薬物療法も行います。漢方なども用いられます
また女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンなどのバランスを保持するための治療も有効であり、サプリメント療法などもあります。
PMS、月経前症候群は身体面の症状とともに心理的な側面の問題、悩みなどをかかえていることも多く女性特有の症状であることから、当院では女性の臨床心理士による心理的な側面のケア、フォローを大事にしています。
女性でなくてはわからないことなどを気軽にご相談いただけるよう、体制を整えています。
PMS,月経前症候群の治療は千葉駅前心療内科にご相談ください。
当院では心理面の治療としてとくにカウンセリングにも力をいれています。
<過食症と拒食症>
①神経性大食症(過食症):無茶食いといったように、大量の食べ物を食べます。食べた後に、自ら吐いたり下剤などを飲んで排出しようとすることを過食嘔吐といいます。
② 神経性無食欲症(拒食症)食べるということを受け付けなくなったり、食べることを拒否してしまい、やせ衰えてしまう症状です。
これらの症状の背景には、「肥満への恐怖」「体重や体型への誤った考え」があります。
<過食症の病態>
過食症の方は元々、不安を強く感じやすい傾向にあります。
なにかストレスがかかったときに不安感が高まり、ストレスを多くためこんでしまう傾向がありそれによりストレス発散しようとして過食に陥ることがあります。
なにかしたいことがあるがそれができないために過食に走ってしまいます。
<治療の基本はカウンセリング>
摂食障害の治療には、ボディイメージの歪みを正すことが必要です。
摂食障害の人は、自分の体系にたいして、過剰なほどネガティブな解釈をしています。そのため自分が痩せすぎても「私はデブで醜い」、「もっと痩せたい」と思ってしまいます。治療では、「自分のボディイメージは歪んでいる」「痩せたいと思いすぎているのが自分の病気なんだ」ということに気づいてもらうことが大切です。
<拒食症の治療>
拒食症患者さんは、自分が痩せることに達成感を感じてしまいます。自分の価値=体重/体型として考え、痩せた自分に自信を持っています。では、拒食症の人は自分に自信がある人達なのか?というとそうではありません。自分が痩せているという自信は、「見せかけ」のものです。本当は「自分には何も価値がない」という気持ちがあるのですが、それを隠すために「痩せている自分」に自信を持ってしまいます。 対人関係上の問題を取り扱い、そしてストレスを軽減していく対処法を学ぶことも拒食症にとっては大事なことです。そのためにはじっくりとカウンセリングを行うことが必要でしょう。
<過食症の治療>
過食症患者さんには、しばしば重度の抑うつ状態が見られます。特に、過食をしてしまった自分への自責の念/後悔から、強い抑うつ状態へと陥ります。
拒食症とは違い、過食症の人は、自分の過食行動が異常であることを自覚していることが多いです。過食をしたくないし、してはいけないということも重々分かっています。ダメだと分かっているのに過食してしまうことは、本当に辛いことでしょう。過食後はものすごい自己嫌悪に陥り、自分を責め立てます。
過食による自己嫌悪、後悔、自責といった感情が、憂うつな気分や不安(太ることへの不安)を高めてしまいます。そして、このような憂うつな気分や不安を解消するために、また過食してしまうという悪循環に陥ります。
過食は怒りや罪悪感や不安、うつなどからくる行動ととらえ、その根本にある対人関係の問題、家族の問題などを取り扱い、うまくストレスに対処できるようにしていきます。その意味でもカウンセリングを主体とした治療がいかに大事かはわかるでしょう。