不安な場面になれる暴露療法についての解説
今回は不安に慣れるための練習法である、曝露療法について説明します。
不安という感情は、避ければ避けるほど苦手になってしまいます。
不安障害と呼ばれる診断を持ってしまった人は、何かしらの不安な場面を過剰に避けてしまいがちになります。
勿論、健康な人でも不安な場面はできるだけ避けたいものです。
「避ける」が成功すれば、その場は何とかしのげて一安心でしょう。
しかし「避ける」を行い続けてしまうと、苦手意識がなくならず、不安が維持されてしまいます。
私は子どもの時、水泳がとても苦手で避けていました。
「プールの中で溺れて死んでしまうのではないか?」というネガティブすぎる考えも浮かんでいました。
プールから避けることで、何とか「その場しのぎ」をしていました。
しかし、以下のような練習を繰り返すことで、プールへの不安を克服することができました。
これは私が不安を克服した時の例です。
勿論、不安障害に悩んでいる人は、これよりも何十倍も辛い不安をお待ちだと思います。
しかし、不安に慣れるための練習(曝露療法)は、この例と良く似ています。例えば、以下の3点にあることを練習します。
このような練習を行って、不安に少し慣れることを目指すのが曝露療法です、
不安に慣れるための練習は、容易ではありません。だからこそ、一人ではなくカウセラーと一緒に、少しずつ曝露にチャレンジして、不安に慣れることが大切です。
不安なことから避け続けることに疲れきってしまった方へ。
不安に慣れるための練習を、少しずつ、カウンセラーと一緒にやっていきませんか。